リヨン2010.診療所にポリス
ドクタースンの診療所は、治療室が4部屋と6つのベット。他にロビーと待合室がある。土曜日お休みの会社員も来る。 イベットに呼ばれて病室に入ると若い男性がいる。
<彼は精神に問題があるの。ヨーコ手伝って。背中のこことここのツボを肘で押して>。 押したとたん、ギャーッ! 押すと、ギャーッ! イベットが<ヨーコ気にしないで。彼は大声を出して発散し、ストレスを解消する>と中国語で教えてくれる。 強く押すと大声を出して喜んでいるみたい。 何だ?マゾか?
<ヨーコお昼だからレストランへ行こう>とドアを開けて外へ出ようとしたら、男性が駆け込んで来た。 急患? ドクタースンは無関心。 レストランへ行くと、3人がたくさん荷物を抱えて待っていた。<マルシェは最高だったよ><先生も一緒に行ったら帰って来ないよ>なんて話し私を羨ましがらせる。 その時、ドクタースンを呼び戻しにきた。
<ヨーコがレストランに行った後、ポリスがやって来た。でも大丈夫だったよ!>と3名の助手が口々に話す。あまりにも大声だったから、住民が通報したという。 ポリスは玄関から入り、私は裏口から出た。 <そういえばパトカーのサイレンを聞いたね>と3人。 知らなくって良かった!