世界最大地震<土葬>
ここ数日、自衛隊とアメリカの救助隊による捜索活動が行われている。そして悲しいことに多くの痛ましい姿が発見されている。 地震後の早々のアメリカの救助を受け入れなかった事が悔やまれる。
ガソリン不足が、多くの悲しい姿を<土葬>というかたちで埋葬したという。 耳慣れもしてない、目慣れもしていない私にとっての言葉だったけれど、不思議に驚かなかった。逆に温かみを覚えた。
祖父母は神徒で葬式も神式。雅楽の演奏と巫女たちの舞いで行われた。 叔父は<昔はこの後、皆でお墓に行き、土葬する習慣だったが、今は火葬する>と聞いた時、子供だった私は、幽霊が出てこないし、恐くなくて良いと思った。
今、<土葬>が温かいと思えるようになったのは何故かな? あの場所へ行けば大好きな人が眠っていると思える? そして、少しずつ、少しずつ、大地に帰っていると思える? そして自然と一体になることを知る? 温かい!と覚えたのは、自然の中に人を返してあげたから? 結果、自然を敬まい、自然を好きになり、自然は命と思える?