レデイファーストを断れず
北京行き飛行機は、出発予定時間を6時間遅れて離陸した。スムーズな飛行で無事空港に着陸した。荷物を取りにカウンターへ行く。
私はエコノミークラスだけれど荷物はファーストクラス扱いだから、すぐに出てくる。見たことある人達がいる。昨年8月のドイツ旅行で一緒だったリッチな家族4人。今回は北京旅行らしい。ビックリしながら、<ひとりで北京へいらしたんですか?>と私に聞く。
ご主人はレデイファーストよろしく私に、<お先にどうぞ>と先頭に歩かせる。ちょうどそこへ、別のカウンターから荷物を取った団体が後ろにくっついた。一個団体の先頭になってしまって出口へ進む。
悪天候で飛行機の運行が乱れたせいか、出口にはたくさんの人たちが迎え出ている。 もしかして張潔先生が迎えに出ているならば、張潔先生お願い!先頭に出てくる私を先に見つけて!と願った。