握髪吐哺(あくはつとほ)
今朝も地震があった。 地震が続き、落ち着かず不安になる。不安の一つの原因に、公的機関の緊急対応の頼りなさがある。
一昨日の千葉茨城沖地震、震度5強の時、野田首相は民主党一年議員と会食を続けていたという。 千葉県知事も東京で会食、地震発生2時間後に県庁へ。 福島では職員が避難先へ移動、知らない住民からの電話が鳴りっぱなしだったという。
野田首相へ、食事中に地震の対応は?という質問に、随時情報が入っていました、との答え。 先ごろの円高の対応にも、静かに見守っていますと答える人。
「握髪吐哺」(優秀な人材を逃さないように、洗髪中に三度も中断し、食事中は三度も食べ物を吐いてでも、訪ねてくる人に会う)。 意味は違うけれど、一国の首相だったらこういう意気が欲しいなー。