火鍋

 卒業式に合わせて中国の重慶から来日したKちゃんのご両親は、間もなく帰国する。 帰国する前にもう一度、私と理事長にどうしても会いたいと電話が来た。

 <つくば教室の授業が終わった後に、是非、お父さんの作る火鍋を食べて!>と、Kちゃんの宿舎で食事をする約束に決まった。 朝、<Kちゃん、私の授業が終わったあと、一緒に食材を買いに行きましょう>と電話をすると、<すでに、食材は用意してあるし、ビールもあるよ!>って。 ウヒヒ

 笑顔で出迎えられ、火鍋のある食卓につく。 「火鍋」、赤唐辛子が山ほど入ったスープに、いろいろな食材を入れ、「しゃぶしゃぶ」風にし、ゴマ由、おろしニンニク、黒酢のたれで食べる。 肉類は、辛く感じないけれど、汁がしみ込みやすい野菜類は辛く感じる。 

 時間が経つほどに火鍋は美味しく、さらに辛くなる。 最近重慶では、青唐辛子の火鍋が流行っているということで、お父さんは青唐辛子火鍋を準備した。 青唐辛子は赤唐辛子よりもっと辛いんだよ。  いつか皆と一緒に火鍋を食べたいなー。 

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