アイススカーフで剣の稽古

 たぶん北京は暑いだろうと、事前に<アイススカーフ>なるものを購入しておいた。布の中にジェルが入っており、水分を含むとふくらみ、首やおでこに巻くとひんやりと涼しい。 張潔先生から剣の稽古を受ける時に使用しようと準備をした。

 北京は35度と言っても実際は38度くらいありますね、って張潔先生。<先生、これを知っていますか?><知らない、何?>。アイススカーフを見せて、水を含ませ、<こうやって、こうやって、こうして使うの>。

 <ヨウコさん、涼しい!これをもっと早く使いたかった!7月2日から29日まで授業があって、全身は汗びっしょりだったの>って喜ぶ。海外からの短期留学生に毎日太極拳を指導していたとおっしゃる。

 <ヨウコさん、これ欲しい。李徳印夫人にあげたい。彼女はいつもおでこにスカーフを巻いているから><どうぞ、どうぞ!新品でなくってゴメンネ>。

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