リヨン・2012、中華レストラン

 リヨンに留学中のカイユエ君のルームメートは中国人。 昨年、北京の清華大学を卒業し、美術を学ぶために、リヨンへやって来た23歳の男性、王くん。  

 王君が、リヨン美術館を案内してくれる予定だったけれど、残念ながら休館で叶わなかった。 お昼は一緒に食事しようと、レストランを探す。すぐに見つかったのは中華レストラン。 店に入った時、店員の応対に、王君はイヤな顔をした。

 メニューはフランス語と英語、中国語がナイ! 中国語で話し合う我々に、店員は冷たい。だまっている理事長に、<ジャポン?ギョウザ、マーボドーフ、ビール?>と親しげ。理事長が喜ぶと、笑顔で返す。 我々の注文には愛想がナイ

 後で知った。店員はガンボア難民で中国語は話せず、中国嫌いアカラサマ。 <ワタシもジャポン!><チャイナと思った>。 。   

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