ナツメとクコ
注文してあった太極拳用品が手に入ってホッと一息。 <ヨーコさん、他に何か欲しいものがある?><ナツメとクコを買いたい!><じゃあ今から出かけよう!>。
馬一楓老師が運転する車に、張潔老師と一緒に乗り込む。 大通りから少し横道に入ったら道は狭いのに、大勢の人が行き交っている。 看板には「新彊(しんきょう)」の漢字が溢れている。 干しナツメやクコの実は新彊の特産で良いものがある。
<お姉さん、ナツメとクコがなくなったの、北京で買ってきてくれる?>と、母の体調を気遣う優しい妹から電話があった。 干しナツメとクコの実を黒砂糖でアメ状になるまでじっくり煮詰める。 胃腸障害、貧血、疲れなどに良いらしい。
馬一楓老師も張潔老師も、私が母のために買うことを知っているので、良いものを選んでくれた。 荷物が多すぎて、ナツメとクコをたくさん買えなかったのが、ちょっと残念だった。